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~短歌~

第5章 忍れど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで



しのぶれど

いろにでにけり

わがこいは

ものやおもふと

ひとのとふまで


隠していたけれども顔色に表れてしまったなぁ、私の恋心は。
「何かもの思いをしているのか」と人が尋ねるほどに。

平兼盛
たいらのかねもり


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