第2章 想いのすべて
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SPフィクサーズとの試合は土壇場での豪炎寺の決勝点により1-0という結果で試合終了を迎えた。4人という人数差がありながらも、大人相手に雷門イレブンは何とか勝利を手にすることができた。これが監督の采配のおかげなのかどうか……、判断は難しいがとにかく勝てたのだという点が大切だろう。
試合が終わった後、花織たちと同世代らしき女の子……、財前塔子から実は円堂たちが宇宙人ではなく、フットボールフロンティアで優勝した雷門中学だと気づいていたということをカミングアウトされた。何でも彼女は総理大臣の実の娘であり、父をエイリア学園から救い出すために強い仲間を探していたらしい。そのため雷門中に強引に試合をさせ、彼らの実力を測れるように仕向けたのだ。
さて、花織はそんな話の傍らで、一之瀬と土門に礼を言っていた。この試合、始めての参加だったから彼らにはかなり迷惑をかけたと花織は思っていた。それは事実であり、花織が動きやすかったのは彼らが花織がプレーしやすいようにすべて先を読んで動いていてくれたからだった。
「一之瀬くん、土門くん。今日はありがとう、いろいろ助けてくれて……」
「いいってことよ。それにしても花織ちゃん、デビュー戦にしてはかなり動けてたな。流石、帝国学園出身だよなあ」
親指を立ててウインクをして見せる土門に花織は改めてありがとう、と微笑む。一之瀬は土門の意見に同調しながらも自分の感じたことを花織に素直に述べた。
「花織、君は本当に試合をよく見ているんだね。いや……風丸を、かな」
「ホント、それに尽きるよな。癖までそっくりなんて、中々ないと思うぜ」