第16章 交錯する想い
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あれから練習を続け、円堂、鬼道、土門はデスゾーンを完成させた。そしてデスゾーンをエイリアに通用するものにするためと、デスゾーンをデスゾーン2へと進化させた。そんな時にエイリア学園ザ・カオスと名乗るチームが帝国グラウンドへと現れた。
彼らカオスはプロミネンスとダイヤモンドダストの混成チームらしく、チームはバーンとガゼルが指揮を執っていた。ヒロトとバーンのやり取りをみるに恐らくエイリア学園のチーム間は仲が悪いのだろうと思っていた。しかし、手を組んだところをみるにそうではないのか。いや、そうせざるを得なかったのかもしれないが。
とにかく試合を翌日に控え、今日は雷門に戻って練習だ。立向居はムゲン・ザ・ハンドの修得を、円堂たちはデスゾーン2の強化をそして他の面々はフォーメーションの確認をと明日の試合に向けての練習に励んでいる。
……やっぱり、彼がいないと無性に寂しい。
彼がいないことが普通になってしまった練習風景。少しは慣れたものの、本当は慣れたくなかった。青い髪を探しても絶対に見つからない。それに段々と落胆しなくなっている。それは彼が戻ってくるという自信があるからともいえるが、彼がいないことを当たり前として認識し始めているからかもしれない。
「吹雪くん……」
秋が心配そうに放った声に花織は我に返る。隣に立っている秋が練習から目を背けて、後ろへと目を向けていた。それに吹雪という言葉、吹雪がどうしたのだろう。
「秋ちゃん、どうしたの?」
「吹雪くん、どこかに行っちゃったから……。大丈夫かなと思って」
「え?」
よくよく辺りを見回してみるが、秋の言うとおり吹雪の姿が見えない。どこへいったのだろうか、吹雪はこの辺の地理には詳しくないはずだが。花織はメモとペンをポケットに仕舞う。そして秋を見た。
「私、ちょっと探してくるね」
「あ、うん。じゃあ頼んでもいいかな。……吹雪くん、花織ちゃんには気を許してるみたいだし」
傍目から見ても吹雪が花織に対し、特別な思いを持っているのは以前から明白だった。花織は頷くと校門の方へと向かって走り出す。当ては少ないが、彼が行ったことのあるであろう場所を回ってみようと思った。