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嫉恋

第16章 交錯する想い




半田がぽろりと零した。花織はえ?と驚いて首を傾げる。戻れるも何も、彼らは退院次第、即キャラバンに参加してほしいと花織は思っている。なのにどうしてそんなことをいうのだろう。

「どうしたの……、半田くん」
「だって、俺たちジェミニストームにコテンパンにされてここに居るんだぜ。その上のチームのイプシロンを倒して、またその上のジェネシスとかダイヤモンドダストとかと戦おうとしてる今の雷門に俺たちの居場所なんてないんじゃないか」

半田の言葉は不安に満ちていた。花織は何も言えなかった。花織は彼らに戻ってきてほしいと思っている、たぶんチームの皆も。でも実際、エイリア学園と戦うとなればどうなのだろう。長期のブランクでチームの皆とは実力差ができてしまっているかもしれない。

「正直今更戻れないよねー……、新しい仲間も増えたんでしょ?今僕らが戻っても何の力にもなれないっていうのが現実っていうか」
「やめてよ、冗談でも。……皆、マックスくんや半田くんたちが戻ってくるのを待ってるんだから」

花織が顔を顰めて二人に言う。二人は何も言わなかったが、花織の言葉に納得したわけではないようだった。重い沈黙が三人の中に流れる。それを破ったのはマックスだった、彼はわざとらしくため息をついてフォークを皿の上に置いた。

「僕らがいなくたって、チームは強くなるよ」
「マックスくん……」

花織はそっぽを向くマックスを見て言葉に詰まってしまった。フォローをしてほしいとばかりに半田を見たが、彼もまた花織から視線を逸らす。きっと彼も同じように感じているのだ。花織は俯く、自分が何を言うのも彼らにとっては響かないような気がした。

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