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嫉恋

第16章 交錯する想い




***

吹雪は花織に自分の気持ちを洗い浚い打ち明けてしまいたかった。しばらく花織の胸に抱かれ、吹雪は花織に自分の心を告げようとしたが中々上手く言葉がまとまらなかった。吹雪が無理に自分を語ろうとするのを花織はやんわりと制し、少しずつでいいよと言った。自分のペースに合わせてくれる花織の存在が嬉しかった。

そして花織は染岡くんに会いに行こう、と吹雪に提案した。花織は吹雪が染岡を慕っていたのを知っていた。そして彼であれば吹雪に何らかの助言をくれるのではないかと思った。だから花織は吹雪を連れ、稲妻総合病院へと足を運ぶことにしたのだ。

染岡に事情を話せば染岡は吹雪とふたりで話がしたいと言い、ふたりで屋上へと上がって行った。花織はその間、この病院へ入院している他のメンバーと面会をしていた。

「どうして最近連絡をくれなかったのさ?」

グサッ、とマックスが花織が見舞いに買ってきた売店のケーキにフォークを差した。その表情はムスッとしていてどこか不機嫌そうだ。花織は困り顔で苦々しく笑う。半田も困ったような表情をしていた。

「大阪でイチャイチャしてたかと思ったら、福岡に行くって言ったきり連絡がこないんだもんね。まあそれは花織だけじゃないけどさ。僕らの事、忘れてたのかと思ったよ」

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