第7章 瞳に映る君
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「え?イプシロンから襲撃予告?」
東北のとあるサービスエリアにて、瞳子監督からイプシロンがそんなものを出したということを知らされた。予告された先は京都にある漫遊寺中学というところらしい。何でもその中学は心と体を鍛えることをモットーにしており、対抗試合はしないものの、フットボールフロンティアに出場していれば間違いなく優勝候補のひとつとなっていただろうと言われるらしい。鬼道曰く、帝国が表の優勝校であれば、漫遊寺は裏の優勝校だと言われていたのだそうだ。
そんな不思議な学校に期待を募らせ、京都漫遊寺中学へやってきたイナズマキャラバンメンバーであったが、襲撃予告があったにも関わらず、漫遊寺中学はゆったりとした雰囲気を醸していた。誰一人、焦っている様子の者はいない。
「なんか、のんびりしてるよな……」
「襲撃予告なんて全く気にしてない感じ」
風丸と塔子が思わずそう零す。それくらい、漫遊寺の生徒たちは気ままに過ごしている様に見えるのだ。普通ならばきっと慌てるだろうし、寧ろ休校になってもおかしくないと思うのだが。
「もしかして、生徒には知らされてないのかな」
花織がそんなことは無いだろうと思いつつも、そう風丸に聞く。風丸は首を傾げながらわからないなと花織に返した。
「知らされてないなら俺たちに情報が回ってこないと思うぞ。……どういうことなんだろうな」
このようなことを花織と風丸だけでなく、他の面々も各々が考える推測を口にした。だがきっとその中のどれにも正解はないだろう。
「とにかく、サッカー部を探そうぜ」
チームの中で湧き上がる憶測を諌めて、円堂が声を上げる。チームが誰かに道を尋ねるなりをしてサッカー部を目指して歩き始めようとした時だった。