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嫉恋

第6章 煌めきのひととき




「うわー、リア充。また前みたいにイチャイチャしてるんだろうね。目に浮かぶよ」
「お前、花織たちにどうしてほしいんだよ……」

半田があきれ返った声を上げている。でもどこか嬉しそうだった、花織と風丸が仲直りしたということで自分の気持ちも報われたようなものだからだろうか。二人を見て少し嬉しそうな表情を見せているのはそのせいかもしれない。

「じゃー、僕らそろそろご飯だから。早いとこエイリア学園倒して、戻っておいでよ。じゃねー」
「あ、おいマックス!」

画面がぶつりと切れてテレビ電話から通常通話に戻る。花織が再び携帯を耳に押し当てた。どうやら今話しているのは半田らしい。短く別れの言葉を交わすと、花織は風丸に携帯を差し出した。

「半田くんが一郎太くんと話したいことがあるみたい。代ってくれって」
「?ああ」

花織の携帯を風丸は受け取る。風丸が携帯を耳に当てると同時に、遠くから花織を呼ぶ秋の声が聞こえた。きっと夕食の準備ができて、手伝いの為に花織を探しているのだろう。花織は先に戻るね、と言って風丸の元から離れて行った。携帯から半田の声が聞こえる。

「半田」
「……よかったな、風丸」

静かな、先ほどよりも落ち着きを払った声。風丸は目を伏せる、半田の気持ちを何と推し量ればいいかわからなかった。前もこうやって背中を押してくれた友人、……かつてのライバル。

「ありがとう、半田」

半田に対して言える言葉はこれだけだ。
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