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沈まぬ緋色、昇りゆく茜色 / 鬼滅の刃

第46章 緋星(あけぼし)喰われしその時に、心炎で天蠍を衝け ✴︎✴︎



「禰󠄀豆子さんの爆血は試されたんですか?」

「はい……やって貰いました。けれどほんの一分もしない内にまた出て来るんです……」

蠍の焼き印が左手の甲に現れてから二日後の夕方。
七瀬は蝶屋敷にやって来ており、しのぶに診てもらっている所だ。

「朝が来ると一旦は消えます。だから一過性の物かとも思ったんですけど……夕方になるとまず点が浮かび上がって来て、夜になるにつれてまた元の焼き印に戻ります」

「あ、丁度今その点が浮かんで来ましたね。痛くはないんですか?」

七瀬がその問いに”無い”と答えを返すと、顔を近づけてじいっと凝視する蟲柱だ。

「煉獄さんにお伝えは?」

「はい…帰宅したその日に伝えました」

あの日七瀬が帰宅すると、ちょうど杏寿郎も帰宅した所だった。混乱していた為、彼女は話すより先に手の甲をまず見せてしまい、落ち着くように諭された。

「随分と強力な血鬼術である事に間違い無さそうですね。七瀬さん、焼き印と関係あるかはまだ不明なのですが、今週末に緊急柱合会議が行われるんです。お聞きになりましたか?」





—————と言う事で、その緊急柱合会議である。

目隠しをされ、隠に背負って貰わないと来訪出来ない鬼殺隊本部。七瀬自身も声がかかり、ニ度目の耀哉との謁見だ。

「ねえ、何だと思う……?」

「いや、俺には全く検討がつかない」

彼女は共にこの場所に呼び出された弟弟子の炭治郎と、コソコソと話をしながら片膝をついている。

七瀬と彼を挟むようにし、右にも左にも柱の面々でずらっと並ぶ姿は何とも言えない迫力だ。
そして七瀬の右隣には杏寿郎が、炭治郎の左隣には義勇がいる。

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