第14章 山小屋
(早っ…………)
山小屋の中に転がっている男二人を私は交互に見た。
一人は口元から涎を垂らし、もう一人は白目を剥いていた。
そしてどちらともだらしなく裸の下半身を晒して、気を飛ばしてしまっていた。
私は「ぷっ」と口の中に残っていた男が噴射した白濁液を吐き出した。
(燦姫様とネコさんに仕込まれた技がここで役に立つとは。)
――――毎晩の様に呼ばれる姫様の寝床で、私はネコさんに種子を吸われては気を飛ばすばかりだった。
「たまにはネコもイきたいよねえ。」
ネコさんは不満気に顔をしかめて鳴いた。
「ネズ、教えてやるからやってやりな!」
(……………っ!)
ネコさんは壁に寄り掛かって座り、しなやかな脚の膝を立て左右に開くと白い指をヒダに走らせクパリと拡げた。
「ほら、早く。」
姫様に促され、ネコさんの前に屈み込んだ。
目の前に綺麗な桃色をしたネコさんの秘部を突きつけられる。
「まず、指で触ってあげな。」
「………ここ?……」
種子を人差し指でちょんと触った。
ブルッとネコさんは身震いした。
「ごめんなさいっ!」
「そんなおっかなびっくり触ったら気持ち悪いだろう!
こうするんだよ。」
姫様は私の右手をとって指先をペロリと舐めた。
そのまま右手はネコさんの種子に持っていかれ……
「指二本でこうやってクルクルと。
ほら、だんだんおっきくなってきただろう?」
ネコさんの表情(かお)もトロリと変わってきた。
「こうなったら、咥えてあげな。」
躊躇いながらも赤く膨らんだ種子を口に含む。
「絶対に歯を立てるんじよないよ。
まずは舌の先を上下させてみな?」
私は言われた通りにする。
「どうだい?ネコ?
………ネズ、もう少し動きを早くしてやりな。」
チルチルと細かく舌を動かす。
種子はさらに固く大きくなった。
「今度は口を窄めて吸うんだよ。力加減に気をつけて。自分がキモチいいと思う強さ、分かるね?
―――いい感じじゃないか。」
ネコさんの拡げた脚がピクピクと痙攣した。
「もうじきだね、その強さのまま続けるんだ。」
ネコさんは白い喉を仰け反らせて短く鳴いた。
「最初にしてはまあまあだね。ネズ、素質あるよ。これから毎晩練習ね。」