第2章 王子様の秘密
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「も、やだあ!!イギたくない」
「あと3回頑張ろうねー」
「むり、むりむり!あ、またきちゃうっ、んん!!」
吸う玩具をずっとクリに押し当てられて、何度も絶頂してしまう。どんどん頭がふやけて、押し寄せる快楽の波に抗えずにいる。
私はあの日から霧島に監禁されている。目が覚めたら見覚えのない部屋にいた。
ここに来てからずっと、手も足もベルトで縛られてる。鎖でベッドに繋がれて鎖は少し長くても動ける範囲は限られてて、身動きする度に擦れて音を立てる。
「そんなにこれ好きなの?澪ちゃんすごい気持ちよさそーな顔してる」
あと3回なんて絶対に嘘。こいつはまるで話が通じなくて、何を言おうが叫ぼうがなんの意味もない。
「あーあ、また潮吹いちゃった。ほんと可愛い♡」
霧島は脱力しきった私に覆い被さる。そのまま口内を貪らるようなキスをされて、脳みそがおかしくなりそう。
「それ、やめて………終わって?もう、いいでしょ」
「ふーん。口ごたえできる気力あるんだ。そろそろいいかなって思ったけど…………俺の好きな従順な澪ちゃんになるまでやめてあげない」
私は何か霧島のスイッチを押してしまった。私が少しでも逆らったりすると、私がそれに従うまでやめてくれない。許しを求めても。