第1章 生意気殺し屋と溺愛殺人鬼
「わたし、はっ………!」
「うん。なあに?」
「酷いこと、言われて、興奮しちゃうっ、淫乱、おんなっ、です」
手のせいで、澪ちゃんの顔がよく見えない。それに腹が立って仕方なかった。
「手、退けて」
「や、っぁ、だ」
「手退けろ澪。言うこと聞けない?何、わざと怒らせようとしてるわけ?」
急に言うことを聞かなくなる澪ちゃん。なんなのほんとに。
「ふざけんな」
無理やり、手を引き剥がしてシーツに押し付ける。これで澪ちゃんの泣きはらした顔が良く見える。
「言うこと聞けないバカは嫌いだよ、僕」
澪ちゃんの顔が青ざめる。
「ごめんなさ、いっ、!言うこと聞く!!言うこと聞くから、つ!!!」
玩具を手に取る。スイッチを入れるとぶぶっと振動する。これを思いっきりクリに押し付ける。
「ま、って!!それ、おかしくなるやつ、!!♡壊れりゅっ、♡」
太ももは痙攣して、絶頂の合図を見せる。イッても玩具の動きは止めてやらない。
そのまま気を失ってしまう澪ちゃんにイライラする。
おーい、と声をかけながらほっぺを叩く。すると澪ちゃんは目を覚ました。
「なに気失ってんの?気失っていいなんて誰が言った?」
こうなったら僕はもう止められない。
「ごめんなさいっ、もうしないっ、!!!しないから、止まってぇっ!!!!」
イキすぎて辛いのか許しを乞う。そんな姿も可愛いけどそんな簡単には許してやらない。
「許さねぇよ。ま、せいぜい頑張って耐えれば」
部屋には澪ちゃんの大きな泣き声と、腰をうちつけるかわいた音が響く。