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愛執染着

第1章 生意気殺し屋と溺愛殺人鬼


***
「おやすみ澪ちゃん」


「…………おやすみ」


今日もただ添い寝するだけ。同じベットに2人で背を向ける。


最近疲れてるみたいで、前みたいに毎日抱き潰すことはなくなった。


散々抱かれてきた身体は快楽を得ることに慣れてしまって、疼いて仕方なかった。


正直辛くて、いつもみたいに抱いて欲しいのに。


__そんなこと死んでも言えないけど。

素直に言えたらいいのに。それを羞恥心が邪魔をする。


とっくに彼に溺れていたことに気付かされた。


もう、彼無しじゃ生きられない。


隣には彼がいて、匂いが私の身体を焦らす。自然と息が上がってお腹の奥底がずくんと重たくなる。


そんな状態が続いてなかなか寝付けない。

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