第1章 生意気殺し屋と溺愛殺人鬼
その時、ぐるんっと反転させられて気づいた時には目の前にベットのシーツが。背後からは彼の気配がする。
「やっぱこれ興奮するよねぇ。犯してるみたいでさ?」
どんな表情をしているかは分からないけれど恍惚としたような声ということだけは分かった。私は青ざめることしか出来ない。
また始まった腰の打ち付け。ぱんっぱんと乾いた音が部屋に響く。
「はぁ、はあ、………あっ、!」
「やっば………♡腰、止まんなっ、♡♡」
さっきの体勢とは違ってお腹の壁辺りを擦るから気持ちいいところに当たって仕方ない。
「意識、飛ばしちゃダメだよ。」
吐息とともに漏れる甘い声。手で塞ぎたいけれどそんなことしたら多分シーツに崩れ落ちる。そんなみっともないことだけはしたくなくて、必死で唇を噛んで腕をベットに立てる。
「ほんと意地っ張りだよねえ。我慢しなくていのに。」
後ろから乳頭を優しく摘まれる。びりびり快楽が走ってもう、どうしようもなく気持ちいい。腰の打ち付けは止まらないし、絶頂も止まらない。
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「も、いきたくないっ………おかしくなりゅ………」
小さい声で吐息とも区別がつかないような声で言った。それがもっと興奮材料になってしまって腰の動きが速くなる。
この子は処女なわけで、初めてでこんな奥までみっちり犯して。イケないことしてるなあって頭の片隅で思ってるけどもう歯止めが聞かない。まあ何人も人を殺してるんだから今更そんなこと言えないけど。