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白夜に飛ぶ鳥【ONE PIECE】

第2章 グランドライン


「いやー、それにしてもちょっと残念。と楽しく4Pしながらの航海って道もあったのに」

 鬼哭を抜くと、ローは問答無用でいらぬ軽口を叩いたペンギンに刃を突きつけた。

「次に俺のクルーを侮辱してみろ。能力無しでバラすからな」

 真っ青な顔色で両手を上げて、「二度と言いません」とペンギンは顔を引きつらせた。
 しかしローが刀を収めると「でもキャプテンもちょっとは考えたでしょ?」としつこい。

「ねぇよ!」
「ありえない! そんな冷血漢だから恋愛禁止なんて冷酷非道な船長命令ができるんですよ!」
「あのな……狭い船で何ヶ月と一緒に過ごすんだぞ。いちいち仲間に欲情してたら気まずくてしょうがねぇだろうが」
「え……まさか今後も女の子は仲間に加えない気じゃ――」
「別にそこまで徹底することは考えてねぇ。乗りたいって言う気の合いそうな奴がいたらクルーに加えるさ」

 潜水艦の規模的に、今の人数では人手が足りないのも事実だ。

「よーし、じゃあキャプテンの超好みの子を探しましょう。そして煩悩に苦しみやがれ」
「その手に乗るか」
「キャプテンの好みは?」
「さあな」
「まさか女の子に興味がない!? いやん、アタシのお尻が狙われちゃう!」

 気色の悪い裏声で腰をくねらせるペンギンを指し、ローは「ベポ、殺れ」と命令した。
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