第6章 望蜀之嘆【ボウショクーノータン】
窮屈な袴から解放された一物は下腹に届く程に反り返り、その怒張振りには自分自身驚く。
その屹立した部分にの視線が向けられれば、一物は歓喜に震えてひくひくと蠢いた。
「……
すまないが、俺はもう……耐えられそうに無い。」
僅かでもへの負担を軽減しようと、その身体を俯せにし膝立たせる。
ああ、以前信長様もこうしてを突いていたな…と思いを馳せれば、まるで催促するかの様に一物の先端からとろりと汁が漏れ出した。
何故は抵抗もせず俺にされるがままになっているのか……そんな至極真っ当な事を考える余裕すら失くした俺の指がの秘裂を割る。
『裂けて爛れていた』と家康は言っていたが、其所はもうそんな様相も無くしっとりと厭らしく湿っていた。
嬲られ、弄られ、疵付くだけ疵付いても、また其所で男の欲望を受け入れ包み込み果てさせる。
本当に女という生き物は怖い程に神秘的だ。
そして俺がゆっくりと中に指を差し込むと
「……っっ!」
流石にはびくっと身体を震わせた。
「……ちゃんと濡れているな。
これならば難無く挿れそうだ。」
俺は慌てた動作での背後に膝立ちになると、その疵痕塗れの臀部を躊躇無く掴み一気に一物を捩じ込んだ。
「あ゛っ……」
「う…わっっ……」
と俺は同時に声を上げたが、その意味は真逆であっただろう。