第4章 愛月撤灯【アイゲツテットウ】
今、の秘部には陶器で出来た張形が突き刺さっている。
それを信長様の手がゆるゆると抜き差ししながら、の反応を愉しんでいる様だ。
「南蛮人から献上されたこれが、これ程役に立つとはな。
下品で馬鹿馬鹿しい品だと思っていたが……
いや、これは存外に良い。」
緩急を付けて抽挿される張形は止め処無く溢れ出るの愛液に塗れて、ぬらぬらと照っていた。
「ん゛ん……」
「ああ、もっと奥を突いて欲しいのか?
……これでどうだ?」
信長様の手がの中にぐっと張形を押し込んだ瞬間
「あ゛ーーーっ!」
は嬌声を上げ大きく身体を弾ませる。
「また達したのだな。
しかしまだ許さぬぞ。
ほら、………もっと啼け!」
「やあ゛あ゛あ゛っっ……」
じゅっぼっ…じゅっぼっ……と尋常で無い音を発て、信長様はの中を拡張するかの如く張形で激しく掻き回した。
既に絶え間無く果て続けているの視線は虚ろで、信長様の肩に乗せられた両脚は延々と痙攣を繰り返している。
そして俺はと言えば、自分でも意識しないまま熱り勃った己の一物を袴から取り出し、にちにちと右手で扱き始めていた。
は遂に信長様からの無限の責めに耐えられなくなったのか
「ひっ…ぅ…う゛……」
上を向いたままぐったりと身体を弛緩させ、目尻からぽろぽろと涙を零し始めて仕舞う。
「………っ!」
その涙に気付いて息を飲んだ信長様は途端に憑き物が落ちた様な表情で、の中に挿っていた張形を抜き出し放り投げると
「すまぬっ……!」
と、に覆い被さり小さな身体を力強く抱き締めた。
「まさか、この俺がこれ程嫉妬に狂うとは…。
…………
どうか俺を嫌わないでくれ。」
の頬を包み込んだ信長様の両手が愛おしいとばかりにその顔を撫で回せば、は信長様の首に両腕を回し口付けを強請る。