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~短歌~
第17章 詠い終わり
今年も春が来る。
梅が咲いて嬉しい、花見が出来る。心が躍る。
鹿の角が落ち、仔鹿を孕んだ母鹿たちを丁寧に観察する。
今年も、鹿たちが事故に合いませんように。と山に在る小さなお稲荷さんにふがしを供える。
山を駆ける小さな動物たちの音に、いちいち耳が反応する。
あぁ。今年も、梅が立つ。
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