第20章 18。
と再会した後、エルヴィンとハンジの二人に、しっかりと報告を行った。そして、これからの行動には「必ずや家族のもとに帰る」という強い意志が込められていることも伝えた。
それでも、自分の立場を忘れず、責任を持って行動することを伝えた。何か意見があれば聞くつもりであり、批判の言葉を受け入れる覚悟もしていた。しかし、二人は俺の意見を尊重し、「リヴァイらしい」と笑ってくれた。
俺はハンジを問い詰めたあの日から今日までの時間を思い出し、一度まぶたを閉じた。
そして、再びまぶたを開けると、その場にいる全員の瞳が真っ直ぐに俺を見つめており、他にも「何かがある」と物語っていた。俺は何度目か分からないため息を吐き、再び口を開いた。
「…何を聞きたいんだ?」
「答えてくれるんですか!?」」
すると、俺の言葉を聞いたコニーは席を立ち、テーブルに両手を置いて身を乗り出しながら言った。
「ああ、別に聞かれて困るようなことは何もねえよ。だから、何だその顔は…」
「すみません!」
俺はコニーへ視線を向け、そう言うと、謝罪しながら席に座り直したコニーに、左右に座っていたジャンとサシャは「落ち着け」と苦言を呈している。
コニーは苦笑いを浮かべながら指先でこめかみを掻いていた。俺はその様子を横目に、ティーカップの縁を持ち、一口紅茶を飲む。
それからカップの中を見ると、中身は飲み干されていた。ソーサーにカップを置き、ティーポットに手を伸ばすと、斜め前に座っていたエレンが気づき、ポットで紅茶を注いでくれた。
俺はエレンに「ありがとう」と言って、まだ何も話を切り出さない彼らに視線を向けた。
「さ、早速ですが質問してもよろしいでしょうか?」
しばらくの間、その場は沈黙に包まれていたが、再び口火を切ったのはアルミンだった。
「ああ、何だ?」
「さんはどのような方ですか?」
そして、当たり障りのない質問を投げかけてきた。俺はその質問を聞き、腕を組んで一瞬悩んでしまった。「がどんな奴か」と改めて真剣に考えてみると、明確な答えが思い浮かばなかった。
昔は常に一緒に過ごしていたので、すぐに答えられた部分もあったかもしれない。しかし、7年間も離れ離れになってしまった時間が、俺を悩ませていた。