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空を見上げた。

第19章 17。



基本的に、リヴは素直になれず、少し口が悪く、態度も良くない。また、負けず嫌いなため、喧嘩っ早い性格だ。

そのため、常に一緒にいるルアは穏やかで大人しい性格をしていると誤解されがちだが、実際のルアは自分の考えや思ったことをはっきりと口に出す性格だ。リヴに負けず劣らずの負けず嫌いで、「やられたら倍返し」という精神を持っている。

私たちも度が過ぎない限りは放っておくが、5歳の男の子同士なので、喧嘩が始まると多少の怪我は避けられないだろう。

一度取っ組み合いの喧嘩が始まると、すぐにヒートアップし、お互いの体力が尽きるまで終わらない。仲裁に入るのは一苦労だ。

私は庭から聞こえてくるシイナの怒鳴り声を聞き、二人の喧嘩を仲裁している様子を察した。その光景は日常の一部であり、容易に想像できるものだった。

毎回「どちらが悪いか」という他愛のない些細な言い合いが、喧嘩の始まりを告げる合図のようなものだった。

その鐘がいつ、どのタイミングで鳴り響くかは私にもシイナにも分からないため、喧嘩をするほど仲が良い証だと理解していても、私たちは喧嘩が始まるたびに余計な労力を使い、非常に疲れてしまう。

今も「リヴが先に殴った」「ルアが先に蹴った」と不満を言い合っている二人の声に耳を傾けながら、私は苦笑いを浮かべた。そして、席を立ち、転ばないようにテーブルに手を添えて先ほどまでリヴが座っていた席に腰を下ろした。

「騒がしくて、ごめんなさい」

私は苦笑しながらそう言い、リヴァイさんに視線を向けた。

「いや、いい。気にしねぇよ。喧嘩するほど仲が良いという証拠だ。あの年頃は騒がしいくらいがちょうどいい」

すると、彼は目を細め、穏やかな雰囲気を漂わせながら、優しい表情を浮かべていた。私は彼が幼い子どもに対してどのような感情を抱いているのか分からず、思わず不快に思っているのではないかと心配したが、それは杞憂に過ぎなかった。

リヴァイさんは時折庭から聞こえてくる三人の怒鳴り声に耳を傾け、面白そうに口角を上げていた。そして、テーブルの上に置かれた紅茶の入ったティーカップの縁を持ち、落ち着いた様子で静かに紅茶を飲んでいた。

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