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空を見上げた。

第19章 17。



今、私の目の前には、これまで何度も夢見て、「もし叶うなら」と人知れず願ってきた光景が広がっている。相変わらずリビングには、私とシイナ、ルア、そしてリヴとリヴァイさんの5人が揃っており、穏やかな空気が漂っている。

私はリヴと席を交換し、リヴァイさんとリヴは並んで座っている。

リヴは初めて会う父親の存在に最初は戸惑ったが、子どもの順応力の素晴らしさを実感した。

二人は特に何かを話すわけではなかったが、その場には終始穏やかな雰囲気が漂っており、リヴァイさんも一見すると分かりにくいものの、時折リヴに向ける視線は非常に穏やかで幸せそうだった。

それでも、リヴはまだ少し緊張しているようだ。チラチラと視線を向けて話しかけようと試みるが、父親のことを何も知らないため、何を話せばよいのか分からず、笑顔を浮かべながらも落ち着きがなかった。

そんな中、私がこれまで接してきた中で、リヴが最も年相応な様子を見せており、その姿はとても愛らしく、微笑ましさを感じた。

私は思わず、今起きていることが夢なのではないかと疑ってしまう。しかし、何度瞬きをしても、本来ならこの場にいるはずのないリヴァイさんの姿があり、その隣にはリヴの姿がいる。目の前に広がる現実は、何ものにも代えがたい。思わず瞬きをすることさえ惜しいと感じてしまう。

先ほど、リヴとルアにこれまで黙っていたことを包み隠さずすべて打ち明けた。その際、何を言われるか想像できていなかったわけではなかった。

何を言われても仕方がないと受け入れようと思っていたし、覚悟もしていたはずだった。それでも、実際に二人を目の前にすると、思うように考えがまとまらず、ありきたりの言葉しか浮かんでこなかった。

そして、考えた内容は非常に薄っぺらく、中身がなく、まるで子供の言い訳のようだった。それでも、二人にすべてを打ち明けられたのは、傍にリヴァイさんがいたからだろう。

「でなければ、これまでと何も変わらなかっただろう」と実感している。

それほど、私にとってリヴたちに全てを打ち明けることは、最も勇気のいる瞬間だった。

そして、全てを話し終えた結果は、私の想像をはるかに超えていた。久しぶりに目にしたリヴの涙は、私のこれまでの人生を根本から変えてしまったように感じた。

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