【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】
第6章 忍笑い
「牡丹はこうされるのが好きなのだな?」
「えっ?…あっ…」
「そういえば政宗殿が肌を吸っていた時も同じような反応をしていたな…」
幸村様は傷の上に更に口吸いの跡を重ねていく。
「痛っ…!ゆ、幸村様っ!そ、それでは逆に傷が開いてしまいます…」
「す、すまぬ…!つい…!それに他の男に傷物にされたままでは気が収まらなかった故…」
確認すると腹部まで斜めに亀裂の入った箇所を組敷くように、点々と幸村様の手当ての跡が残っていた。
いや手当てというよりもはや愛撫なのだが。
「まあ、荒療治ではあるがこれで毒も膿も出よう。残るは…」
幸村様が牡丹の蜜壺に手をやった。
「何人に何度種付けられたかは知らぬが、それも全て吸い出しとうござる…」
「ふぁっ…!?」
脚を抱えられ股ぐらを割られた牡丹は突然のことに素っ頓狂な声をあげ紅い六文銭のジャケットの上にぽすんと倒れるしか出来なかった。
だってまさか幸村様がそんなことを言い、こんなことをするなんて思いもしなかったから。
…ぢゅっ…ぢゅう…ぢゅる…ぢゅう。
「んっ…はぁ…、こうして吸うと中からたっぷりと蜜液に混じった何処ぞの男の白い毒が出てくるでござるな…」
牡丹の花壺を目一杯拡げ彼はそこを念入りに治療している。
いやそんなのは名目でこれはもう単純に前戯であると牡丹は気が付いていた。
トロトロと流れ出る愛液の中に精液が混じって出ていくのが分かる。
「ゆ、幸村様…そんな…他の男に手籠にされた処など…舐めるものでは…」
「良い。消毒だからな…」
「で、でも…!」
「案ずるな…」
「私は穢れていますから…っ!」
「なればもっと潮を吹け!いつものようにっ!」
幸村様は突然に語気を荒くした。
何故彼が怒ったのか考えずともすぐに分かった。
けれど彼は言葉にしてくれたのだ。
「これ以上俺を醜い嫉妬に狂わせてくれるなっ!」
幸村様は優しく一本気なお人。
だけど嫉妬深さは気骨ともとれ、執念深いとも言えよう。