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【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】

第6章 忍笑い


ふにゃけていく牡丹を尻目に、幸村は二本の指で蜜壺を突き続けた。
余裕がある男がいれば、更にそこに親指を宛て擦れば最高に良くなる姿が観られるともあったな…と、試してみたがどうだろう。

「ふぁ…ふぁぁ…!あっ…ああぁ…あん…んぁ…ぅぅ…!」

いつも夜伽に自信に満ちた彼女は消え失せ、目に一杯の涙を溜め舌を覗かせる牡丹がそこに居た。
途中ぷしゃぁ…ぷしゃぁっと噴水を撒き散らした彼女のそれを浴びても、幸村は手を止めなかった。

「逆顔射とはいい度胸でござるな…」

別に怒った訳ではないが、罵った方が好きなおなごがいるとも知識で得ていたので実行しただけだ。
けれどそれで三度目の潮が吹き掛けられるとは…。

ぽたぽたと髪や顔から滴が落ちるほどびしょ濡れにされた幸村は、こんなに牡丹が良がると思わなくて少し驚いていた。

指を抜くとふやけていた。
いつもはトロトロなのにそこは既に水浸しの泥濘みみたく突っ込んだ物はなんでも受け入れるだろう容易く口を拡げている。

そこから牡丹のか細い線を辿り可哀相な傷口を痛ましく思い、なのに乳房だけやけに育っているからやはりこのおなごは破廉恥でござる…という到底口には出せぬ下心を通り越すと、ようやく彼女の顔が見えた。

「ハァー…ハァー…」

と身をぴくぴくと震わせ余韻に浸っている。

「そ、そんなに良うござったか?」

幸村が心配になってそう尋ねてしまう程に。
けれどいつもの意地悪な彼女は何処へやら。

「…はい…」

存外素直に返事をくれた。

「そ、それは、良うござった…」

そうなるとむしろしてやった俺の方が恥ずかしい…。
全くとか、全然とかいつもの涼しい笑顔に交されると思っていたから返す言葉を考えていなくて、ちぐはぐな会話をしてしまっていることは分かっていた。

けれど自分の頬が何故か赤らんでいるのはもう隠せぬから、彼女にまた変な拍子に変なことを口走ったのを、幸村は後悔し、より赤面した。

「そ、そなたになら、また…あのように虐められてやっても良い…」

呆けたあと、静かにくすくすと笑った牡丹に見惚れたのは隠し通せから、まあ良いのだが――。
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