【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】
第6章 忍笑い
「くそうっ…!俺は…自分の不甲斐なさを…好いたおなごに当てる程、愚かな男なのだ…。許せ、牡丹っ!!!」
でも私もそんな幸村様が好きだから。
「あぁっ!い…いきなり…っ!指…っ、い、挿れちゃっ…!」
思ってもみない折に告白され返事を送り返す暇もないです…と、胸中で呟いたのは確かだ。
なにせ幸村様は牡丹の膣中に指を二本突き刺していた。
そしてズブズブと突く。
手首を返した彼の逞しい腕が前後し、その度にちゃぷちゃぷと水を掻き回すような音が樹林の中を駆け抜けた。
「まだまだ激しく出来るぞ?」
蜜壺がぐちゃぐちゃに掻き混ぜられる。
「んっあぁ…もう、充分激しっ…」
「その言葉、裏腹にしてやるからそなたも体験してみるか?」
「…え?それはどういう…」
「俺がやられた強制射精…忘れたとは言わせぬ。あの時の気持ち良さを牡丹も味わえば良い」
日頃の鍛錬がまさかこんなところで活かされようとは…。
腕が力むのを感じ、おなごを指で突き続けるのは案外骨が折れるものなのだなと幸村は思いながら牡丹の蜜壺の弱点を探り当てて、そこをずっと擦り震わせるように前後させていた。
あのザビー教本性書なるものにそうは出来る男がいないと記してあったから、正直動体視力を超える速度で震わせるくらい簡単だと感じ、すかさず牡丹にやってやりたい――そう思っていた矢先だった訳だ。
あんな情けない結末になったのは。
俺はその弁解もしていないし、そもそも牡丹に快感を与えることすらして来なかったのだと猛省した。
牡丹が毎度逝くのは、男が膣中に出すことを悦ぶ行為に反応するよう育てられた牡丹の経験値がよっぽど豊富だからだ。
であれば…今まで牡丹が相手をしてきた男の中で一番良い漢だと言わせたくなる。
それは身勝手に抱いてきた償いと俺の魂の性根だと、幸村は今日までも我儘な己を理解していた。
「お前の口から幸村様は日ノ本一の漢だと言わせてやらねば納得が征かぬっ!」
「ゆ、幸村様…っ!あぁ…それだめ…こんな…はじめて…わたし…なにか…へんに…」