【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】
第5章 言合い
「んっぅ…」
ぴちゃぴちゃ…れる。
リップ音が辺りの静まり返った屋敷の外…城壁を背にした幸村から発せられている。
こうして情熱的に迫る牡丹に適うことなど出来なかった。
チリチリと火照りだす身体。
ライダースジャケットの中、手を突っ込んでくる牡丹に幸村はしどろもどろとした。
「こ、ここは野外…故、これ以上を求めるならば、屋敷に…」
「駄目です。これは罰ですから…」
「ば、罰とは…?」
はぁ…はぁ…と幸村は己の雄虎が漲り始めていることを隠すことをしなかった。
さわさわと腹筋やくびれ、へそや胸筋を撫でまわされ、幸村はいつもの如く吠え周りそうになった。
しかしここは屋敷の外だ。
城壁には見張りが定期的な経路で規律正しくまわっている。
物見櫓からも、不審な者がいないか監視されているのだ。
「このような破廉恥な場を観られたら…」
幸村は小声で、しかしふるふると快感を受け入れながら、牡丹の次なる愛撫に期待めいた物を込めていることを知り、己の焔の芯にじんわりと火が点くのを感じ始めていた。
「そのような羞恥が、私は好きなのです…」
言われ、ジャケットの中の突起を探られる。
ここはおなごが感じる場所だと性書にあったが、まさか…
「あっ…くっ…」
男の自分でも声が抑えられないくらい、感じるのだとは思いもよらない。
牡丹は、幸村の片側の乳首をしゃぶり、もう片方はこりこりと指で摘んだ。
じゅるじゅると音を立て、吸い付く様にいやらしさも視てとれる。