【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】
第4章 跡追い
……
幸村の握る二槍。
その片方が吹き飛ばされ、ぎゅるると弧を描いて地に突き刺さる。
その寸時、幸村は苦々しい声を出して片膝を着いた。
「HA!しかしまさか、本当にお前が女に現を抜かしているとは思わなかったぜ!」
「くっ…」
「得意の焔も出せなくなるくらい、腑抜けてやがるとはな」
幸村は、この隻眼の蒼い龍と定期的に一騎討ちを受けていた。
なかなか決着が着かない対峙に、漢の頂きを求めてのことだ。
しかし、此度は相対した刹那、
――負ける。
と感じたのだ。
魂に身が入らず、己の紅蓮が見出せない。
こんなことは、愛槍を握って初めての経験だった。
その結果は…。
「あ、あぁ…いや、だめぇ…」
「Alright!こいつは上玉だなぁ真田!あの破廉恥嫌いのお前が、SEXに狂っちまうほどだとは聞いてたが、まさかここまでとはな…」
端麗な顔に似つかわしくない眼帯だと、牡丹は一目見た時に思った。
が、彼の高圧的な態度と不遜な口振りに、その気持ちは一気に途絶えた。
――このまま武田を責めない代わりに、その真田の女をよこせ。
彼はそうしてふてぶてしくこの幸村様の寝所まで上がってきて、牡丹の是非もなしに抱いた。
唇と舌を奪われ、身体に口吸いの跡を無数に付けられる。
幸村様の依然として知らぬ絶技に、牡丹は植え付けられてきた性の本質を思い返していた。
「真田。お前のことだから、どうせこの女の中に出すだけ出して満足してただけだろ?」
「な、何故、それを…」
「可哀想に…これじゃあこの女の身体がどれだけの逸品か、分かる訳もねぇよな」