【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】
第3章 物思い
歯間から涎が垂れ、おなごを狂うように抱いている。
そんな自分に気付かないまま、幸村はとうとう精を解き放った。
「うぐっ、出るっ!!!」
びゅぶる…びゅるる…びゅく!!!!
その力強い射精の刺激にさえ牡丹は感じてしまう。
中に出されるのは好きじゃなかったが、幸村様なら話は別だ。
こんなにも激しい交わい方をして、外に出すなど考えられない。
「はっぁ、はっぁ、はっぁ…」
幸村様はまたぶるっと身体を震わせた。
そして快感にへなへなと牡丹の乳房の上に倒れ込んだ。
「幸村様…いかがでしたか?」
牡丹は若虎のたてがみを混ぜながら、それを尋ねた。
すると、彼はまたすっと腕をたて、牡丹の目を見つめると言ったのだ。
「このようにまだ漲る俺に、それを聞くのか?」
そう幸村様のそれは、まだまだ勃起していた。
これが若さなのか、幸村様だからなのかと牡丹は思案したが、きっと両方だろうと考え至った。
「あのですね、幸村様…相手が私でなかったら、とっくに嫌がられてますよ?」
「そ、そうな、のか?」
「初めてだから許しますが、こんなに乱暴に女人を抱く殿方は、遊女の間でも嫌われます」
「な、なんと!!そうなのか…」
「でも、私は大丈夫ですよ。こういうのには慣れていますし、それに…」
牡丹が幸村様にしがみつくと、彼はそのまま胡座をかくように座り直し向き合うような体勢になった。
まだ互いの性器は繋がったままだ。
「あの甘い匂いが、香の匂いではないことが分かったので、今日はそれで許します」
「ぬ?どういうことだ?」
「内緒ですよ」
くすくすと笑った牡丹を見て、幸村様はなんだか照れくさそうに頭をかいた。
そして、
「そなた、本当の名はなんというのだ?」
と、私の名前を聞いた。
「牡丹というのは、その、源氏名であろう?」
だから私は意地悪をしてやった。
「内緒ですよ」