【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】
第3章 物思い
牡丹がにっこり笑ってあげると、幸村様は途端に顔をしかめてしまった。
この初心な若虎に翻弄されっぱなしにはなってやらないのだから…と牡丹は強情を張るが。
「ならば名を吐くまで俺は離れぬぞ」
と、座ったままの牡丹を揺さぶり始めた。
「あ…」
じゅるじゅると陰茎が注送される度に、先程膣内に射された幸村様の精液が弾ける。
「ゆ、ゆき、むら、さま…」
「くっ、これはこれで…良いな…」
牡丹の尻を掴み軽々と持ち上げては下げる幸村様に、牡丹はまたきゅぅんと子宮を刺激される格好良さを感じてしまう。
激しく揺さ振りをかけてくる彼の力強さにどうあがいても腰が砕けそうになるのだ。
「早く言わぬとまた中に出すぞ」
「あっあっあっあぁ」
「早く言え…」
「んっんっあ…」
「言え…名を呼びたいのだ…」
「んっ、まだダメ…」
「言わぬか…」
「や、やだぁ…」
「なる程、素直ではないのだな…」
だって、主導権を握られるなんて思ってなかったんだもん…。
「それとも、言えぬ理由が他にあるのか?他に好いた男がおるのか?」
「んっ、それ、も…内緒、です…」
「…………そうか、ならば仕方ないな」
そうして幸村様は私を抱っこしたまま立ち上がって、腰を打ち付け始めた。
「そなたを初めて見たとき、吊るされておっただろう。それを思い出して逝けば良い」
幸村様は何かを勘違いし始めたようだが、なんだかこれはこれで楽しいと、牡丹は思い始めていた。
躍起になり、私を抱く姿のなんと可愛くて格好良いものか。
「俺に出会う前に抱かれていた男を思い出して逝け…」
好いた人はあなたしかいないなんて。
逢えない間ずっと幸村様を想い自慰をしていたなんて、当分は言うのはやめておこう。
「逝け…!」
牡丹は幸村様の首にしがみついたまま、四肢を痙攣させて昇天した。
間もなく幸村様も牡丹の中で射精したが、この日、牡丹が自分の名前を名乗ることはなかったし、幸村様が何度牡丹を抱いたかも、もはや二人してわからなくなっていた。