第3章 物思い

幸村様が、すくそこまで来てくれた。
それも、かなり興奮しているのは確かだ。
彼の純真な鳶色の目が、私に釘付けだ。

「ああ、幸村様…幸村様の雄根も見せて下さい…」

「な！え、あ、いや、しかし…」

「…見たいのです…。見ると私はもっと…」

「もっと…？」

「乱れてしまいます…」

「ふごっ！！」

「お願い…乱れたいのです…幸村様…」

きゅっと瞳をそばめた牡丹を見て、幸村は目を見張った。
ずくずくと下半身に渦巻くこの滾りはなんだ。
どうして俺は今こんなに…。

「ああっ、幸村様ぁ…」

漲っておるのだ…。

甲冑を外しガランと脱ぎ捨てた幸村は、いそいそと腰履きの紐を解きその場に降ろした。

「こ、こんなモノを見て…そなたは喜ぶのか？」

ビィンと臍に付く程反りたった幸村様の雄虎が、牡丹の前に晒される。

ああ、スゴイ……。

牡丹は蕩けるような気持ちになった。

こんなに大きくて太くて、力強い勃起は初めて見た。
今まで見た中で、おそらく一番…。

「ああっ！幸村様の、おち○ちん…あぁん！そ、そんな立派なもので突かれたら、私、わたし…！きっと！」

想像しただけで二度目の絶頂を迎えた牡丹は、じょろじょろと尿を吹きこぼして果てた。

しかし、自分ばかり気持ちよくなっていては駄目だ。

これは一種の職業病のようなものでもあったが、牡丹はそれ以上に、幸村にもこの快感を知って欲しかった。
理性がなくなり、他がどうでも良くなるような、この迸る瞬間を…。