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【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】

第3章 物思い


「そなた…あの日の晩もそうしておったな…」

幸村様は慌てず騒がず落ち着いた声で言い、でも何やら少し前屈みになっていて、そわそわと股ぐら辺りに手をやろうとしていた。
しかし彼の甲冑が邪魔をしているのか、彼の手はやきもきしたまま行ったり来たりするばかりだった。

「そうすると、その…どんな気分になるの、だ…?」

「どんなって…え…?」

もしかして…。
この真田幸村という人は。

「そ、某は、男故に、その、理解出来ぬ…のだ…。その、佐助に…さ、佐助に…こう…体を、按摩されていた時も…その…」

己の慰め方すらも知らぬ男なのだろう。
自分の高まった性欲の収め方すら知らないなんて…。

「やっぱりあの時、起きてらしたのですね…」

「そ、某が気付かぬはずなかろう!!!!かような…あ、あのようなっ!!!!」

「ふふっ、覗き見なんて、助平ですね?」

破廉恥とまた叫ぶかと牡丹は思っていたが、彼はわなわなと震えた後、むず痒そうに体をガシガシと掻きむしり、最終的にはその場で、

「うぉおぉぉおおお!!!やはり、某の口からは申せぬぅぅぅぅぅぅ!!!!」

なんて頭を抱えて仰け反ってしまった。
うーん、これは想像していたより遥かに厄介だ。

「幸村様…」

「すまぬ!申せぬ!!申せぬのだ!!!」

「幸村様…違うんです。その、ちょっと、よろしいでしょうか?」

「某の口からは申せ…………ぬ?」

ひとまず、幸村様にはマスターべーションというものを覚えて頂かなくては…。
漢になるより前に性欲というものと相対しなければ、この人は一生こうやって生きていく可能性すらある。

牡丹は、

「殿方でも、おなごと同じ…いや、それ以上の気持ちを知ることが出来るのですよ」

そう言って幸村様を手招きして呼んだ。
しかしふるふると高速で首を振るうばかりの幸村様を見て牡丹はまた、ふふっと笑った。
こんなに可愛い殿方の筆卸しの相手になれるなんて…。
なんて幸せなんだろう。

「な、なにを笑っておるのだ?」

「いえ、申し訳ございません。では、私に近づきたくなるような気持ちに、して差し上げますので…」

そう言って、M時に股ぐらを割り、ばっくりと破れ目を開いて見せた。
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