第106章 ノヴァ
痛覚予知の効かないトリガー使いが現れ
大雨で視界も不良、雨音も大きく、更には晩なので真っ暗闇、レーダーにも映らないステルス敵
二宮『各自警戒を怠るな』
二宮隊『了解』
恵土『氷見、東側の情報わかるか?』
氷見『はい』
それが恵土を狙っていた
恵土『!
危ない!!』ばっ!!
どんっ
それは…二宮を狙う形で当て、果たそうとしていた
二宮を押したかと思えば被弾し
食らった瞬間、目の前で姿形を変えた
ほんの微かな穴を突いた1弾
恵土が念の為に張ったシールドも透過する(通り抜ける)類のものものだった
当時は持っていた方がいいとの迅の言葉(助言)により、一時的に装備させてもらえていた
恵土『ほっ)よ、か』安堵微笑
しゅううううう!
目の前で光に包まれたかと思えば
身体が大きく縮み、スッポンポンの赤子になっていた
隊服が恵土に纏わりついた状態で
トリオン反応も無いので、生身だろうことはわかっていた
犬飼『…………ええ?;』困惑
恵土「?」きょとん←目を丸くする
梅雨の日の晩、真っ暗で大雨の降る中でのことだった
即刻恵土へ手を伸ばし奪おうとする輩に…
二宮が恵土とネイバーの間へ身を滑り込ませ、無数の攻撃を放った
怒った二宮による怒涛の5分間連続フルアタックにより…
ネイバーは粉砕され、ことごとくを捻じ伏せる撤退へ追い込んだ
トリオン切れを起こすまでそれ…
フルアタック爆撃の嵐は続き…
二宮『辻󠄀、犬飼、恵土を頼む』
犬飼『了解』
辻󠄀『了解』
二宮『氷見…敵の位置を教えろ
雨の触れていない箇所を洗い出せ
あいつはそうして見抜いたはずだ
(俺が…警戒をもう少し鋭くしていれば』歯噛み
安堵したように笑う恵土の顔が浮かび
ブチギレた二宮が、その一帯の警戒区域を丸ごと消し飛ばしていた
トリオン切れで二宮がベイルアウトした頃
敵影も、トリオン反応も、どちらも無く、撤退へ追い込んだと見て間違いない状態となった
そして…恵土は無事?ボーダー本部基地へ、二宮除く二宮隊と共に帰還した
後に、上から厳重注意を受けた
やり過ぎだ!と
説教を二宮が受けること数時間後
恵土の処遇を巡ってエンジニア室→上層部の部屋へ行くことになった
数時間中、二宮に代わって加古が二宮除く二宮隊と防衛任務を引き継ぎ無事事なきを得た
二宮「よりにもよって;)はあっ」嘆息
