第5章 遭遇と探索
その後、何故かガレスから鍛練の申し出を受けた。
ガレス式
ガレス「もっと腰を落とせい!!」
ケイト「はいいいいい!!!;」
超スパルタ!!
アイズ「まだ無理しちゃダメ」←一週間寝たきりだったことを未だ心配している
アイズは甘やかし担当?
ガレス「何を言っとるか!
迷宮では足が止まった者に強者に屠られる!
逃げる為、護る為、駆け付ける為、如何なる時も足の力は必須じゃ!
強大な力を放つ時もまた、それを踏ん張れる力が無くてはブレて意味などなくなる!!
足を長く動かせ続けられなければ、死のリスクは大幅にあがる!
当てられなくては無駄に終わって死に近づくばかりじゃ!!」
アイズ「…;」たじっ
フィン「確かに。ガレスの言うことも一理あるね」
リヴェリア「では休憩を挟むのはどうだ?」
フィン「いや、限界まで追い込むのもありかもしれない。
アイズとの戦いだって、最初こそちぐはぐだったけど…急によくなった。追い込めば追い込むだけ強くなるタイプだよ、あれは」
リヴェリア「確かに…」
そう言いながら、リヴェリアはあることを思い出していた。
リヴェリア「もっと丁寧に!なぞるように周囲の魔力を引き寄せろ!」
ケイト「はい!;」
リヴェリア「本の重要部分を見極めろ!そして部屋内の魔力全てを感知しろ。そして私の声から重要部分を見極めて学べ!」
ケイト「はいいいい;」←既に半泣き
両目を半分瞑ったまま、魔力のみに意識を傾けてより感覚を鋭敏にしつつ、周囲の魔力を掴む特訓もまた同時にしていた。
朝の講習の時だが。
呑み込みが早い!…そう何度も思ったという。
フィン「でも、いてくれると助かるね。
遠くからの魔法による狙撃の対策もできるようになるだろうし」
ケイト「でもまだ遠過ぎるのは無理なんだよ;ごめんなさい;」しゅんっ
フィン「いや、これからできるようになればいいさ。まだ先は長いんだから」ぽんぽんっ
ケイト「ん…」
アイズ「焦らず、気長にやっていこ?」
ケイト「うん!」
そんなこんなで夜は更け、アイズとシャワーを浴び、風呂に入り、共に寝た。
ってあれ?フィンは?←約束の件(120ページ参照)を思い出した
まあいっか。潜り込んでくるでしょ。
ドンだって足元に潜り込んできてるわけだし。←気にせず寝だした