第5章 遭遇と探索
フィン「近接戦闘か…Lvにして最低でも5はあるかな。
と言っても、それを受けているケイトの動きが尋常じゃないんだけど^^;
顔色も全く変えず、息さえも荒れてない」
リヴェリア「護衛にしても申し分ない…
いや。有り余るだろうな、あれは」
ガレス「十分過ぎではないか?」
フィン「というより、問題は彼女の方だ。
もうLv.5の領域の動きを超えている。実質的な実力は6に匹敵するだろう」
ガレス「まだLv.1にもなっておらんというのに、Lv.6のアイズを倒したわけじゃしな。
と言っても、勝敗の分かれ目は最後の一撃だけだったが」
リヴェリア「それ自体が極めて難しいもののはずだ。
Lvが上がっていくということは、目に見えていた基本アビリティが見えなくなると共に、さらに積み重なっていくということだ。
Lv.1として鍛え上げた数値、Lv.2、Lv.3と重なる毎に増えて当然。
だというのに…彼女にはアイズの動きが見えていた。
訓練というよりは一方的な暴虐に近い。その強い者からのものばかりに受け続けていたからこそ、なのかもしれないな」
フィン「《不屈》という発展アビリティが発現するほどだからね。
その可能性は否めない。早い話、『強者殺し』かな」
ガレス「弱者でも簡単に倒せそうじゃがな」溜息
リヴェリア「私は《魔操作》の方が興味深い。魔導士としては特にな」
フィン「じゃあ習ってみたらどうだい?
僕らも講習に加わるよ。早朝に鍛練があるらしいし」
リヴェリア「多過ぎれば効率が悪くなる。時間ごとで編成した方がよさそうだ」
フィン「それはそうとロキ、馬の護衛には50階層まで一気に行けそうだ。
問題はないかい?」
ロキ「逆に大問題や;どない報告すりゃええんやー!;」頭抱
フィン「任せたよ^^」
そんな会話をされていた頃、私は上から下に居る私へ向けた攻撃に対してドンと同じく机を足場に上へ跳んで後ろへと捻って回転しながら避ける中、フィンからもう十分だと止めるように言われた。
実力に納得してくれたかな?←勝負に集中してて頭に入ってこなかった