第4章 鍛練と迷宮
フィン「うん。まさかたった30分で50階層まで来れるとは思いもしなかったよ^^」にこにこ←上機嫌
ケイト「18階層と同じくセーフティポイントなんだよね?」
リヴェリア「ああ。この階層はモンスターを生み出さない」
アイズ「安全な場所だから、さらに深層に向かう時はここでキャンプする」
ケイト「なるほど!」
椿「前の遠征の時も手前が同行したのだ。もっと深くに行くか?」
フィン「いや、初めての迷宮探索でこれ以上潜れば危険度が増すだけだ。
今日はこの辺で上がろう。50階層まで行けた証拠も持って帰らないとね」
リヴェリア「そうだな。
このように極めて短い時間で来れること自体、極めて異質なもので信じ難いだろう」
ケイト「やっぱり馬の疲れを吸い取るように魔法かけたからかな?」
『え!?;』←初耳
ケイト「…え?;言ってなかったっけ?;
馬車の馬との接合部分に軽く願いを込めたんだ、『馬の疲れを大気中の魔力をもとに癒やし続けて』って。
そしたらクリエイトで魔法になったみたいで、繋ぎ目自体がそういう性質を持つように…ダメだった?;」
『うわああああ)……;』←初めての異例に絶句する外ない
何でフィンは腕組みをしながら天を仰いでるの?
リヴェリアに至っては何で困った顔で額押さえてるの?;
アイズと椿は何で無反応?呆気にとられてる!?;
え!?まさか私やらかした!?;
フィン「思いのままだね;《流星》とあだ名が付けられる理由もわかる;」汗
リヴェリア「白く光る神々しい魔力が願いを叶える…確かにそうとも言い表せるな;」片目瞑&溜息
アイズ「凄い!迷宮で何階層でもいつでも行けそう!」こくこく
椿「なるほど。何故最速から全く遅くならんのか解ったぞ!//」←若干興奮している
『今までの常識が容易く覆る)…』
ケイト「え?;え?;変なことだった?;」
リヴェリア「いや、素晴らしいことなのだが秘匿した方がいいだろう」
フィン「だね。真っ先に利用されそうだ」片目瞑&溜息
アイズ「誰にも言ったらダメだよ?」
ケイト「わかった!」
椿「深層で出た素材をもらってもよいか?料金は返すぞ!//」キラキラ
『…』
フィン「…あからさまにそっちの方が高くつきそうなんだが…まあいい。貸しにしておくよ」
こうして、初めての迷宮探索は終わった……