第4章 鍛練と迷宮
ああ…ダメだ……身体が…ガチガチしてる;
デコボコな岩道でも一切揺れないから余計に強く感じる;
18階層から37階層までノンストップって何?;
もう37階層の入口;
確か37階層は『白宮殿(ホワイトパレス)』とも呼ばれてて白濁色に染まった壁面とあまりにも巨大な迷宮構造をしてて、これより上の階層とはスケールそのものが全く異なってて通路や広間や壁に至るまでの全ての要素が拡く大きい。円形の階層全体が城塞の如く5層もの大円壁で構成、階層中心に次層への階段が存在していてetcetc←思考暴走(正しい知識)
フィン「さて…馬の全力疾走のお陰で、もう37階層だ」
アイズ「モンスターや遠距離攻撃まで全て振り切るなんて…」
リヴェリア「恐ろしい踏破だったな」
椿「次の階層へ最短かつ、モンスターの攻撃が当たらないよう計算しながら走っておるようじゃ。
止まるのが余程嫌と見える^^」くっくっ
フィン「しかし、そのお陰で無用な戦闘が減って助かった。
ここからが深層と呼ばれる場所だ。
ケイト」振り返る
ケイト「ひゃい!;」びくぅっ!
フィン「そんなに緊張しなくていい。
危なくなれば周りがカバーに入る。
まずは周りの動きを見ながら、まずは複数で戦うことに慣れるんだ。
そして隙があれば一瞬で突く。カウンターに気を付けるようにね」
ケイト「はい!」ぐっ!
よし!震えがマシになった!!
そんなこんなで…団体戦に慣れるまで付き合ってもらいながら、50階層まで駆け足で突っ走っていった。
といっても、襲い掛かってくるモンスター以外は無視したので全部が全部狩ったわけではないのだが…
ちなみにロキ・ファミリアの場合、本来50階層に向かうだけで最低5日はかかるらしい。
馬、凄い←名前つけようよ