第4章 鍛練と迷宮
あらかた案内されて見渡した後、段々と夕方に近付いていることに気付いた。
フィン「もう3時ぐらいか。急がないとだね」
リヴェリア「5時には帰らないといけないだろうからな」
アイズ「ケイト、楽しかった?」
ケイト「初めての経験でドッキドキだった!//」キラキラ
『心が洗われるようだ…//』遠い目
ケイト「?何で遠い目になってるの?;」汗
椿「はっはっはっ。別によいではないか。
それにしても、ケイトの倒して出てきた素材は全て一級品だな!
拝み倒してまで買おうとされるとは^^」かっかっ
私達は馬車にある倒されたモンスターの魔石を手早く抜いている後、案内をされた所だ。
『もしドロップアイテムがあれば、買い取ってくれる人もいるかもしれない』というフィンの考えから先に行って、ドロップアイテムを手に街に繰り出したのだ。
魔石を取ったことで灰になったモンスター、その中で残ったドロップアイテム…
ひいては素材の品質がどれもこれも一目見ただけでわかるぐらい最高品質らしく、目立っていた。
その結果、商人がこぞって買おうとし出し、ただいま値が沸騰中で深層からの帰り道で寄るであろう4時までにはということで、ドロップアイテムは全て預け中なのだ。
初ドロップアイテムだけは死守してある。記念として遺す!
ケイト「私の魔力を受けて変質してしまったのかねえ?」首傾
『ぶふっ』
ケイト「それも全部の素材が」
フィン「…可能性は極めて高いね;
魔力を受けた存在が一気に神化した点も踏まえると、なおさら現実味を増す。
下級から上級へ一気に上がったそうだし」
リヴェリア「一理あるな。ケイトの魔力の影響を受けて変質した可能性もある。
今回の場合は、宿る魔力が増すことで品質が向上するという意味でだが」
椿「それならなおさらに買いたい!売ってくれんか!?」
フィン「う~ん…物にもよるということで」
椿「わかった!貰えるのならばそれでよい!//」キラキラ←とっても嬉しそう
その後、レイド戦について教わり、どう立ち回るか、役割分担などなどの話をし合った。
フィン「前衛はアイズとケイト、中衛は僕、後衛はリヴェリア、椿は馬車の警護を頼むよ」
椿「任された!」
頷くのが精一杯だ、どうしよう;(がちがち)←初団体戦で緊張している