第4章 鍛練と迷宮
そうしてひたすらに近寄るモンスターを蹴散らす中、馬車は進んでいき、18階層に辿り着いた。
ついでに魔石に関しては初倒しのモンスターの魔石だけ取って、記念に取っておくことにした。
魔石はフィン達曰くかさばるらしいのだが、物置の使い心地を知る為にそこへ放り込むことになった。
ケイト「えへへ^^//一生の宝物にするんだあ♪」にこにこ
アイズ「よかったね」にこ
フィン「大して金にはならないけどね」微笑
アイズ「想い出は大事!」
リヴェリア「そこは思っていても言うべきことではないのではないか?;」
フィン「現実はいつも残酷なものだよ。
残忍で非人道な人が多いというのに、この素直さだ。
これを見て嘘を付けるかい?」
リヴェリア「せめてオブラートに包め(溜息)
見ろ、ケイトはああまで沈んでいる」
アイズ「その…ケイト?;」おろおろ&あわあわ
ケイト「そう…だね…純度…低いって教わったものね」じめじめ
フィン「あそこまで落ち込むかな?;両膝抱え込んでる;」
リヴェリア「繊細なんだろう。それはそうと馬車を降りるぞ。
ここの街も知っておかなければいけない。
ちょうどいいからここよりも外は安いのだということも教えておかねばな。
騙されやすいケイトのことだ。どんな嘘でも鵜呑みにするに決まっている!」キラン
フィン「君もオブラートに包むのを忘れてないかい?^^;」
リヴェリア「ケイトの為だ!」かっ!
ケイト「あのさ…
どれだけ人のことを想って行動しても、伝わらないことってあるよね。←寂しそうな声
話さなきゃわかってくれないものね」じめじめ
アイズ「ケイト…;」
椿「何に落ち込んどるのかは知らんが案内するぞ。ほら来い!」ぐいぐいっ
ずるずる←引きずられている
フィン「う~ん…人選を間違えたかな?;」腕組&困惑顔
アイズ「…何も言えなかった」しゅんっ
ぽんぽんっ←フィンはアイズの肩に二度手を置いて慰めた
こうして、私達はモンスターが生まれない安全階層(セーフティーポイント)の18階層にある『リヴィアの街』へと足を踏み入れたのだった。