第4章 鍛練と迷宮
リヴェリア「アイズ…お前が惹かれているのはその純真さだけじゃないだろう?」
アイズ「……うん」
リヴェリア「…何を感じた?」
アイズ「…//(もじっ)
…お父さんの雰囲気に、似ていた//」ぼそ
フィン「……そうか。魔力は高かったのかい?」
アイズ「わからない(頭を振る)
でも…とても優しくて、純粋な人だった。髪はもう少しケイトより長かったけど」
リヴェリア「なるほど…だから傍に居ると安心するのか?」
アイズ「そうじゃない。
それだけじゃなくって…その…傍が、とても心地よくて…気付いたら寝ていた。
とても…温かかった」
リヴェリア「保有する魔力の性質によるものなのかもしれないな」
フィン「?それは一体どういう?」
リヴェリア「魔力は、身体の器によって保有できる量が異なる。
彼女の場合は、毎日精霊を介して空気から魔力を吸い続けてきた。
だからこそ器がとんでもなく拡く、それを外に出すまいとしていた。
溜め込まれていた魔力をいきなり出すと、どのような影響が出るかわからないからな。
彼女の持つ魔力の性質は浄化で、温かで…人を穏やかな心地にさせるのだろう。
魔力は休めば自然と回復していく。
そして器から溢れた分の魔力は、訓練を積んでいない限り空気中へ分散するからな。
魔力が濃密である分、制御が完璧に出来ていても僅かだが漏れ出ているのだろう。
その影響を受けたということだ」
フィン「なるほど…安眠には持って来いだね」キラン&にや
リヴェリア「冗談でもよせ;(片目瞑&溜息)
ここで深い眠りにつけば死ぬぞ」
フィン「じゃあホームに帰ってからでもやろうかな^^
最近なかなか眠れないんだ」
ケイト「わかった!隣空けてる!」←戻ってきた
アイズ「私も//(ばっ!」挙手
椿「お。モンスターが襲ってきたぞー!」
ケイト「今出る!初倒しいいいい!!」だっ!
フィン「彼女はどこまでも純粋なようだ^^」くすくす
リヴェリア「行かなくていいのか?」
フィン「まだ中層に入ったばかりだ。手助けは要らないだろう。
ただ、レイドの組み方や陣形についても説明しておくいい機会でもある。
でもそれは深層でしよう。その方が緊迫感も持てるだろうからね。
彼女にとって中層のモンスターは弱過ぎる」微笑
アイズ「わかった。その時は私も付き合う!」ぐっ