• テキストサイズ

【YOI・男主人公】小話集【短編オムニバス】

第3章 僕と「はじめまして」や、その他諸々。


『フェチあれこれ』


純「…あのヒゲ、以前僕に裸でピアノ弾かせようとしてん。泣いて騒いで痛点押しまくって、阻止したに決まっとるやろ!?…裸にヒゲのジャージは、譲歩に譲歩を重ねた結果やアホンダラ!裸足はペダル踏みにくいねんで!」
ヒゲ「それでも律儀にやる所が、お前らしいぞ」

礼之「以前、ユリに僕のオーバーオール着て貰ったんだ♪流石に素肌の上だと胸が擦れて痛いから、ショート丈のタンクトップも一緒に。ユリは気付いてなかったけど、オーバーオールの脇って結構開いてるから、そこからユリの腰のラインと下着のチラリズムが眼福でした!」
ユーリ「知ってたに決まってんだろ!?あのエロ侍があんまり嬉しそうな顔するから、気付かないフリしてやったんだよ!」

ヴィクトル「俺が、勇利の子豚ちゃん時代のダサスウェットを着ると、何故か勇利が喜ぶのが理解できない…」
勇利「世界一のモテ男が着るからこそ、滾るんです(断言)」


「…で。何で君が俺のシャツ着てるの?」
「昨夜、俺の服を皺だらけにした上汚したのは、誰だと思ってる」
「汚したのは君もだろ…いてっ!」
オタベックは、シーツの中にいた寝ぼけ眼の『彼』を軽く小突くと、ベッドを下りてキッチンへと向かった。
いつしか『彼』とこのような関係になってからは、互いの部屋に泊まる機会も増え、昨夜はオフの前日に加えて久々の逢瀬により、少々理性を振り切りすぎたようである。
ベッドの下に散乱する衣服その他を極力見ないようにしながら、オタベックは電子ケトルで沸かした湯を、別の金属製のポットに茶葉と一緒に入れて火にかける。
いわゆるカザフスタン風に紅茶を淹れるオタベックの後ろ姿を、『彼』はベッドから身体を起こすと眺めた。
自分より小柄だが、アスリートに相応しく引き締まった肢体が、己の着丈の合わないシャツから透けて見えて、何とも言えぬコントラストとアンバランスな魅力を醸し出している。
「ホント、綺麗な身体してるよな…」
「クリームと砂糖はどの位…っ!?…熱っ!」
『彼』の何気ない呟きから程なくして、ガチャリ、と無機質な音を立てた後、オタベックは短く悲鳴を上げた。


※もはや正体はバレバレですが、ここでは『彼』の名は伏せさせて頂きます。
/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp