第9章 ロザリオの祈り(ゾロ+α)
「ゾロッ・・・」
二度目だというのに、ゾロの性器は血管が浮き出るほど怒張している。
本当に底無しの体力だ。
彼の性欲が枯渇するのが先か、こちらの精魂が尽きるのが先か。
「お前の中、やべェな・・・」
深い挿入感にゾロの腰も震える。
こうして身体を重ねるようになって2週間。
どこをどう突けばクレイオが善がるのか、だんだんと分かってきた。
ここを責めれば泣くほど喘ぎ、ここを擦れば蕩けるような顔で感じる。
執拗なまでの愛撫によってクレイオの様々な表情を見れることが、ゾロを酷く興奮させた。
「アッ、ゾロ・・・そこはイヤっ・・・」
腹の方を突くと涙声でゾロにしがみついてくる。
こんなにも可愛いと思う反面、もっと泣かせたいとも思ってしまう。
「まだだ、逃げんなよ」
強すぎる快感にシーツを掴んで逃げようとするクレイオを抑えつけ、今度は根本まで押し込めるように蜜壺の奥深くに挿入した。
途端、ものすごい圧力で締め上げられ、思わずゾロの口からも声が漏れる。
「ははっ・・・」
笑ってしまうほどの快感と満足感。
ゾロは真っ赤な顔で耐えているクレイオにキスをしながら腰を振り続けた。
足りない。足りない。足りない。
「クレイオッ・・・」
いったいどこまでお前を喰らえば、おれは満足できるのだろうか。
くいな、ナミ、ビビ、ロビン、たしぎ。
海に出てから色んな女性と出会い、そのうちの何人かは同じ船に乗る仲間だが、欲情したことは一度もない。
ナミなど裸同然の姿を見たことが何度もあるが、エロコックと違って何も感じることは無かった。
それなのに・・・
今、裸のクレイオにどうしようもないほど興奮している。
何度身体を重ねても慣れるどころか、その劣情はどんどん強まっていく。
「───ッ!!」
耐え切れなくなったクレイオが大量の愛液を吹き出しながら果てた。
だが、それでもゾロは止まらない。
痙攣する腰を抑えつけ、さらに激しく奥を突いた。
もはや、そこにペローナがいようとも、悲鳴のような喘ぎ声を禁ずることができない。
「ゾロッ・・・ああ!!」
猛獣の愛情は、どこまでも無慈悲だった。