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【ONE PIECE】ひとつなぎの物語

第8章 真珠の耳飾りの少女(コラソン)




変わりに思い浮かぶのは・・・

豊満とはお世辞にも言えないが、膨らみはしっかりとある小ぶりな胸。
悩ましいカーブとは程遠いが、薄っぺらいながらもくびれた腰。

「ん・・・」

強く触れたら壊れてしまいそうなほど繊細な身体に、身体の芯から熱が込み上げてくる。
気づけば、ロシナンテの右手は自身の竿を掴んでいた。


水に漂う長い髪。
その隙間から見える頬は丸みを帯びて、触ったらマシュマロのように柔らかいだろう。

無意識のうちに想像するのは、アダルト本で見た色っぽい女の身体ではない。


“ロシナンテ”


「ダメだ・・・!! 彼女の事を考えるんじゃねェ!!」


自分をそう戒めても、クレイオを形作ろうとする脳神経と、自身に刺激を与え続けている手は止まらない。


“ロシナンテの笑顔や言葉・・・そして、この腕はとっても温かい”


自分を信用してくれる彼女を裏切るというのか?


“遠くへ行かないで。貴方が必要なだけ、涙を流すから”


自分のために涙を流すとまで言ってくれた、彼女を?


「・・・クレイオ・・・ッ・・・」


小ぶりな乳房から、みぞおち、そして可愛らしい臍。
きめ細やかな肌の、もっと下。

そこから先は鱗に覆われているはず、だが・・・・・・


「ハァ・・・ハァ・・・!」


彼女の腰からは尾ヒレではなく、人間と同じ二本の脚が伸びていた。
真っ直ぐで形の良い太ももを隠すものは何もない。


“ロシナンテ、顔が赤いよ?”


誘うようなその言葉に、一番敏感な部分に血流が溜まっていく。
ああ、ダメだ・・・と思う気持ちが僅かながら残っているが、想像の中のクレイオを止めることはできない。

罪悪感と、手加減できない快感に、ロシナンテの目には涙が滲んでいた。

「アッ・・・」

まだそれほど経っていないというのに、もう絶頂は近いのか。


“ロシナンテ、泣かないで”


そう言いながら、クレイオがロシナンテの脚に自分のそれを絡ませてくる。


“ロシナンテ、私にも足がある・・・触って・・・”


嬉しそうに顔を赤らめながら、おねだりをしてくるかもしれない、と思った瞬間。


「クレイオ、クレイオッ・・・」


先端に添えられたロシナンテの左手の中に、濃密な精液が吐き出されていった。








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