第7章 真珠の首飾りの女(ドフラミンゴ)
命令に従い、ドフラミンゴの唇にキスをしたクレイオの額には大量の汗が滲んでいた。
「どうした、今にもブッ倒れそうな顔をしているぞ」
「・・・・・ッ・・・!!」
自分からキスを強請ったというのに満足な顔一つしていないドフラミンゴは、性器が繋がったままのクレイオの両脚を持ち上げると、怒張した陰茎をさらに奥深くへと突き刺した。
「2週間ぶりだが、やはりお前のナカはいい」
「・・・・・・・・・・・・」
全身の筋肉を硬直させながら強い快感に耐えているクレイオを見下ろし、ようやくドフラミンゴの口元に笑みが浮かぶ。
常人の比ではない大きさの男根で肉壁を擦れば、白くて細い腰が弓なりになってその刺激に応えた。
「ああっ・・・」
「そうだ・・・もっと善がれ」
その美しい顔を歪め、苦しげな声で喘いでいる姿を見ると興奮する。
何も考えられないだろう?
オーガズムを何度迎えても許されない、この無慈悲な快感に。
それでいい。
「ドフラミンゴ・・・もう・・・」
息も絶え絶えとなり、愛液が大きな染みを作っているシーツを握りしめるその手が震えている。
それでもドフラミンゴは、痙攣するクレイオの膣内を乱暴に犯し続けた。
ベッドから広がるその激しい振動のせいか、それともドフラミンゴが無意識のうちに垂れ流している覇気のせいか。
数メートル離れたテーブルの上で灯っていたアロマキャンドルの火が消える。
「アッ・・・ぐぅぅ・・・」
「呼吸しろ、窒息するぞ」
笑って言うが、その原因となっているのがドフラミンゴだ。
それなのに、膣孔からとめどなく溢れ出ている蜜を押し戻すかのように巨大な肉棒を突き刺すと、仰け反った首の奥から悲鳴が漏れた。
「ひいい・・・ド、ドフラ・・・」
まだだ。
まだ、こいつは“堕ちて”ない。
ドフラミンゴは身体を起こすと、クレイオの腰をベッドから完全に浮くほど高く持ち上げ、さらに深く挿入できるように覆いかぶさった。