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嫉恋

第1章 脅威の侵略者




空いた口が塞がらないとはこのことを言うのだろう。雷門中の面々がバスを降りると、衝撃の光景が広がっていた。

学校がない……、それは何かの比喩ではなく文字通り学校が無くなっていた。学校の在った場所には瓦礫の山が積み上げられていて、とてもではないがここに学校があったことなど信じられない。空気は舞い上がる粉塵で淀み、空は爆発のためか真っ暗に曇っていた。

「何が起こったんだ……」

言葉を失っていた選手たちの中で、円堂が震え声で呟いた。他のメンバーも同じ事を思っていたに違いない。いったい何があったらこんなことになる?わけがわからない。ついさっき、ほんの数時間前にフットボールフロンティアで優勝して、トロフィーを勝ち取ったばかりなのに。花織は震える手をぎゅっと胸の前で握り締めた。

「キミたちなのか……!?」

そのとき、瓦礫の方からひとりの大人がこちらへと向かってきた。彼らはその人の方へと視線を向ける。よろよろとよろめき、砂埃に塗れてはいたが見覚えのある人物だった。

「校長!!」

円堂が声を上げてその人の元へと歩み寄る。そう、この人は雷門中学の校長の火来だった。その表情は憔悴しきっているようだったが、円堂らサッカー部員の姿を見つけて少し安堵の色が見えたようにも思える。それでも何やら動揺が伺えた。

一体何があったのか、円堂が校長に答えを迫った。すると困惑したような校長の口からは信じがたい言葉が発せられた。

「う、宇宙人だ……!宇宙人が攻めてきたんだよ……っ!!」

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