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嫉恋

第1章 脅威の侵略者




円堂が仲間たちを振り返る。寸刻も待たず、チームメイトは円堂に頷き返した。

「俺たちがやります!!」

その答えに理事長らは満足だったようだ、何も言わずに円堂らを見ている。もちろん花織もやる気になった。彼らが地上最強のチームになるのなら、そのためには自分たちマネージャーがサポートしてより良い練習環境を作らねばならない。彼らが地上最強になるために、あのエイリア学園を倒すために、できることをしたいと意気込む。

「みんな、やろう!日本一の次は宇宙一だ!!」
「おう!!」

チーム全員が一丸となって声を上げる。もちろん花織たちマネージャー陣も声を合わせた。入院している半田たちの仇を取るためにもがんばらねばならない。チームの士気はますます上がる。

「準備ができ次第出発だ。頼んだぞ、円堂」
「え?」

急に選手たちは不思議そうな顔をして監督を見る。頼んだぞ、なんてまるで監督が一緒に行かないと言っているようなものだ。だが、監督なしで旅に出られるだろうか?花織が顔を顰めた。同様に不安を感じたのか、風丸が響木に問う。

「頼んだぞって……、監督は?」
「俺は行かん」
「響木監督には私から頼んでいることがあるんだ、これもエイリア学園を倒すために必要な事でな」

唐突なカミングアウトに部内で不安の声が上がった。何せ、全国を旅するのだろう。運転手が誰かしらいるとはいえ、気心知れた監督がいないとなると話が変わる。身近に信頼できる大人がいないというのは、中学生にとっては過酷な条件だと思われる。泣きつく壁山や栗松に苦笑を漏らしながら心配するなと響木が言ったその時だった。
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