第1章 甘い野獣(銀時甘裏)
息も絶え絶えになりながら、俺を飲み込んでいく美咲の身体。
「あ……あ……やぁっ」
「ん?やなの?」
「あ……銀さんの、おっきい……」
オイオイ、誰と比べてんの?
ま、チンコのデカさ誉められて悪い気する男なんていねえと思うけど。
さぞかし今の俺はだらしない顔で笑っているだろう、そう思いながら、腰を持ち上げるようにして、ゆっくり奥に押し込んでいった。
声も出せないのか、口を開いたままの美咲。
でもその快楽に濡れた瞳が俺をさらに追いつめる。
もっと、もっと、俺しか見えないくらいに狂わせたい。
「全部入ったよ」
「あ……いやあ……」
「やめてほしい?」
「え……あ……」
「本当に美咲が嫌なら、抜いてあげるよ」
「あ……」
「ん?」
「…っ」
美咲の顔が羞恥にゆがむ。
口にする言葉に迷っているのが、よくわかる。
いい顔だねえ。ドS心を揺さぶるよ。
言いかけた口を閉じて、それを何度か繰り返して。
掠れた声で言った。
「ぬ、抜かないで……ほしい、です」
感じ入ったといわんばかりの、快楽に濡れた甘い声に、
思わずニヤリ、とする。
「上の口も素直になったね」
耳元で囁くと、中がきゅっと締まった。
おいおいやっぱり、下の口の方が素直じゃねえの?
だけどまあいいか。
「素直な子には、ごほうびあげる」