第1章 甘い野獣(銀時甘裏)
「……なあ、もう一回言って?」
「え?」
「美咲の可愛い声で、銀さんに、もう一回おねだりして?」
「あ……」
私は恥ずかしさを堪え、銀さんの微笑む顔に向かって言った。
「ぎ……、銀さん……」
「うん」
「お願い、挿れてくださ……」
言い終わるか終わらないかのうちに、身体の中心を大きなソレが貫いた。
息がつまるほどの圧倒的な体積。
「ひゃっ…………あ……な……んで……すぐ……入っちゃ……?」
銀さんは意地悪な笑みを口の端に浮かべていた。
「何でって、こんだけとろとろに潮まで吹いちゃって、物欲しそうによだれまで垂らしてたじゃん」
「そ……な……」
「でもこうやって挿れてほしかったんだろ?」
「や……」
言葉と裏腹に、みるみる飲み込んでいく私の身体。
「美咲って、上の口より下の口の方が素直だよな」
「やあっ……」
「やじゃないでしょ。さっきの素直な美咲はどこにいった?」
「あ……」
銀さんに揺さぶられて、堪えられない声が漏れる。
野獣の瞳に射貫かれたら、そのまま快楽に墜ちてゆくしかない……。