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【銀魂裏】秘蜜の花園【短編集】

第1章 甘い野獣(銀時甘裏)


着流しを脱ぎ捨てた銀さんを見て、ゾクゾクっと身体の芯が震えた。
そう、私は銀さんの身体に欲情していた。

ぴったりした黒い服からでもわかる厚い胸板、そして両方ともあらわになった太い二の腕。
その瞳に宿っているのは野獣のような強さ。
私はあられもない姿のまま、その野獣の瞳に魅入られてしまった。
このままでは食べられてしまうのに。
食べられたいと思ってしまほどに。

銀さんはそんな私のことを知ってか知らずか、ニヤリと笑みを浮かべ、私の脚をぐっと開く。
銀さんの姿を見てさらに濡れそぼっているはずの、そこを間近で見られてしまう恥ずかしさ。
「いやっ、銀さん……」
「やじゃないだろ。どんどんとろけてきてるよ。チョコよりもとけるの早いね、美咲のココ」
そう言うと、銀さんは私のそこに顔をうずめた。
「や……銀さん……そんなとこ、きたな……」
私の抵抗にも銀さんは笑って答えるだけだ。
「美咲の身体に汚いところなんてないって」
銀さんの舌先が、私の一番敏感なところを捉えた。
堪えきれない自分の声が耳を犯していく。
「あ……あ……やあ……」
「ここ好きなんだ。たっぷり可愛がってやるよ」
あふれ出てくる蜜を塗りつけるように動く銀さんの舌先。
銀さんの唾液と混ざって、どちらのものかわからないほどにこぼれた汁は、ソファにまではしたなく垂れてしまっているにちがいない。
銀さんに与えられる快楽は、私を絶頂に追いやろうとしていた。
「あ……ぎ……さん……」
「なに?」
とぼけた声で銀さんが言う。
その声までもが私を高めてゆく。
「あ……イ……ク……ッ」
思い切り引き絞って放たれた矢のように、はじける快楽。
絶頂を迎えた私の身体は、しばらく震えたままだった。
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