• テキストサイズ

彼女はボクに発情しない

第19章 キスに焦がれる輪唱曲


☆☆☆
ふわんとしたベージュのスカートは透けるような素材と二枚重ねになっていて、腰のところをリボンでゆるく結んである。トップスは黒に近い紺で、肩が出ている長い袖のピッタリした服だった。金色のボタンがアクセントになっていて、大人可愛く、そして清楚可憐という言葉がぴったりだ。
小さめの紺のバックを持ち、靴は白っぽいヒールの低いパンプスだ。

か・・・可愛い。
激烈にキレイ、そして麗しい。
世界中の美辞麗句を総動員しても、この感動を表すことなどできないのではないだろうかと思うほどだった。

ダメだ、好きだ。やっぱり。
さっきまでうだうだ考えていたことが全てぶっ飛んだ。

好きだ。。

そう思ってから、何て自分はいい加減な男なんだろう、と心の中で頭を抱えた。
優子ちゃんに迫られては、『優子ちゃん、いいかも』と思い、をひと目見ては『、大好き!』と。

ああ・・・ダメだ・・・ボクってやつは最低だ・・・。
こういうのをなんていうんだったっけ?
優柔不断?
意志薄弱?
四面楚歌?

しかし、僕の心に渦巻く思いをよそに、目の前の女神は天上のほほ笑みを浮かべる。
「行こう!陽太!!久しぶりに楽しもう♪」

ま・・・眩しいっす・・・。

☆☆☆
ゲームポリスは、体感アトラクション型のゲームセンターであり、若いカップルに結構人気があったりする。

意外と勝負好きで、負けず嫌いなはこういった白黒つくゲームを好む傾向にある。
この間の卓球勝負も燃えていたしなー。

事前にが予約していたとやらでスムーズに入場することができた。入ってからは特にどう回るという決まりはなく、好きなアトラクションに並んで楽しむというわけだ。

とりあえず、レーシングゲームに挑戦してみることにした。
しかし、さすがゲームポリスにあるだけのことはある。近くのゲーセンにあるようなレーシングゲームとはレベルが違う。
挑戦者は二人一組で8つのブースに分かれて座るのだが、それがほぼ個室のようになっているのだ。周囲360度が(まあ、床は別なので、270度くらいか?)フルにCGで再現されていて、本当に自分が異国のレースに参加しているように感じる。ついでに4Dとやらで、振動や風、水たまりを超えると水しぶきまで吹き付けるというスペシャル仕様だ。
/ 249ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp