第19章 キスに焦がれる輪唱曲
優子とのデートでそれが嫌というほど分かった。
本来は、ああやって、お互いを知り合って、手をつなぎ、ハグをし、そして、キスをして・・・と身体の接触も増えていくものではないのだろうか?
果たしてボクはに対して『普通の恋』をしているのだろうか?
なんだか、自分の気持ちがよくわからなくなってきた。
食事をし、服を着替える。今日、にどんな顔で会えばいいのだろう?は、昨日、ボクが優子にあそこまで迫られたことを知っているのだろうか?いや、知るわけないか・・・。
もし、知っていたら、どんな顔をするのだろう。
彼女はボクに興味を持ってくれるのだろうか?
うだうだ考えているうちに9時になった。
そして、ほぼジャストの時間にピンポーンと呼び鈴が鳴る。
に間違いないので、靴を履いて、扉を開いた。
ボクは目を見張る。
そこに、女神がいた。