第4章 肆
は月明かりに照らされる直哉の悔しげな顔を見つめながら、口元を緩ませた。
「あぁ…直哉様…
こんなところで恥ずかしげもなく大きくされて…」
膝の先で、袴の外からでもわかってしまうほど大きく主張している男根を刺激する。
手の中の次期当主は、胸の突起をカリカリと刺激されるたびに
声にならない呻き声をの手に吐き出している。
直哉の唇が震え、必死に堪えようとする歯の隙間から漏れる吐息が熱を帯びている。
反抗的な視線とは裏腹に、腰がわずかに跳ねつづけ、の太ももがが袴の布地越しに先端をわずかに擦るだけで、直哉の背筋がびくりと反り返り、喉の奥から掠れた「あ゛っ……」という音が零れた。
月明かりの下、直哉の頬は羞恥と快感で赤く染まり、普段の凛とした眉は今、情けなくも切なげに歪んでいる。その表情を間近で見下ろしながら、は意地悪く囁いた。
「…ここ、こんなに熱くて、びくびく脈打ってますよ?」
指の腹で、布越しに鈴口のあたりを軽く押し潰すように擦る。
「ひっ……!」
直哉の腰が跳ね上がり、膝がガクガクと震えた。の手の中で、次期当主のそれはさらに硬く膨張し、袴の生地に染みが広がっていくのがはっきりとわかる。
「…見てください、直哉様。
こんなに濡らして……はしたない」
はそう言いながら、もう片方の手で直哉の胸の突起を摘まみ、軽く捻った。
「ん゛んっ……!」
はゆっくりと膝立ちになり、直哉の耳元に唇を寄せた。熱い吐息とともに、甘く残酷な言葉を落とす。
「このまま……ここで、達かせて差し上げましょうか?
それとも…もう降参します?」
直哉の瞳が大きく見開かれる。
拒絶の言葉を紡ごうとした唇は、しかし震えるだけで声にならない。
月は静かに二人を見下ろし、庭の木々が風に揺れる音だけが、夜の静寂に溶けていく。
の指が、再びゆっくりと動き始めた。
「……どちらにいたしましょう、直哉様」