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【呪術】白蛇は胡蝶蘭に恋をするか【禪院直哉】

第2章 弍


は余裕の無さそうな直哉の頬にそっと手を添えて、細めた瞳を向けると嬉しそうに口元を緩めた。まるで女神のようなほほえみと身体のギャップに直哉は息を飲む

「噛み付いたりしませんから…」
ただ、と彼女の手はゆっくりと直哉の腰へと滑る

「悦ばせて差し上げるのが勤めです。
私が動かして差し上げますね」

その慈愛に満ちた女神のような微笑みと、下半身から脳髄を直接焼き焦がすような冒涜的な快楽のギャップ。
直哉は恐怖に近い戦慄を覚えながらも、彼女の瞳から目を逸らすことができない。
彼女の手が腰へと滑り、抗えない力で強制的に「動かされた」瞬間、直哉の視界は火花が散ったように真っ白に染まった。

「……っ、あ……!? 自分、何……何して……っ。あかん、それ以上は……アカンって……!! 待て、待て言うとるやろ……っ! クソっ、あ゛……っ!!」

内壁がうねり、彼の最も敏感な場所を逃さぬよう精密に、そして執拗に絞り上げる。
に腰を振らされるたび、天井の粒状の感触が脳の芯を直接掻き回すような快感へと変わり、直哉のプライドは音を立てて崩れ去っていく。長年保ってきた自尊心が、ただ一人の女の胎内でドロドロに溶かされていく屈辱と、それに抗えない肉体の悦び。

直哉はシーツを指がちぎれんばかりに掴み、情けないほどに背を反らせた。

「ひっ……はぁっ、はぁ……! 嘘やろ、こんなん……。俺が、俺が女に動かされとる……? ちゃん、自分……ほんまに……っ。……あ、あかん……脳が、溶ける……っ!! 」

直哉の瞳は完全に潤み、焦点が定まらなくなっている。本当の「女」というものを彼は今、身をもって知らされていた。
支配しているつもりだった「道具」に、今や魂まで握りつぶされようとしている。直哉は震える手での肩を掴み、すがるように彼女の名前を呼んだ。

「…ちゃん……っ! 自分、ほんまに……カスや…。俺を、俺をこんなに……っ。あぁ、もう……アカン、出る……っ、全部、持っていかれる……っ!!」
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